08-01;眼科総論
- 眼科の3大サブスペシャリティーは角膜、硝子体、緑内障
解剖
眼底
- 黄斑部は錐体細胞(色の識別)がほとんどで、桿体細胞が少ない。
- 眼底写真のオレンジ色は、色素上皮細胞に含まれるメラニンと赤血球の色が混ざった色
黄斑
視神経乳頭
網膜
- 第9層までと第10層で発生が異なる。
- 10層の網膜色素上皮層は、光に反応せず、暗幕のような役割。再生をつかさどり又血液網膜関門を形成する。
- 視神経層には血管はない。脈絡膜毛細血管床から栄養や酸素を受ける。
- 内境界膜、神経線維層、神経節細胞層、内網状層、内顆粒層、外網状層、外顆粒層、外境界膜、杆体錐体層、網膜色素上皮層
- 杆体は1億個以上ある。錐体は1000万個もない。
外眼筋
- 滑車神経の支配は上斜筋(内転下向き=鼻向きに動かす)。
- 動眼神経支配は内直筋、下斜筋、上直筋、下直筋。麻痺では外転位になる。
涙
骨
眼窩先端部
- 視神経、動眼神経、三叉神経(鼻毛様体神経)、外転神経が筋円錐(下斜筋を除く外眼筋起始部で、輪状に配列する)。筋円錐の外を滑車神経、三叉神経(涙腺神経、前頭神経)が通過する。
- (海綿静脈洞は視神経は通過しない。三叉神経第2枝は通過する。=海綿静脈洞病変では視神経障害は来さない)
- 眼窩先端部の病変では眼球は突出する。例外的に眼球陥凹を示すのは乳癌の眼窩転移である。
出血
- 硝子体出血、網膜前出血(硝子体出血と同じで新生血管の破綻による。二ボー形成)、網膜浅層出血、網膜深層出血、網膜下出血に分かれる。
網膜浅層出血
- 網膜神経線維に沿った出血で、網膜静脈閉塞症で典型的。
網膜深層出血
網膜下出血
- 網膜の下の出血なので、網膜血管が見える。加齢黄斑変性などで認められる。